今回は佐用郡佐用町という、兵庫県の最西端に位置する緑豊かな山裾の集落にお邪魔してきました! レポーター かずみ
皆様こんにちは!
今回は佐用郡佐用町という、兵庫県の最西端に位置する緑豊かな山裾の集落にお邪魔してきました!今回取材に協力してくださったA様は、定年退職後にのんびり菜園や庭いじりをしながら過ごしたい!との思いで大阪府より移住して来られました。そして現在、山の麓の本当に静かな集落で田舎暮らしを始められてから約8ヶ月。豊かな自然に囲まれ、すがすがしい空気の吹きぬける平屋に家族3人で住まわれています。
色々な会社のホームページを検索し、田舎物件を探すこと約1年。選りすぐった物件にのみ絞り、遠方へも足を延ばしてみても中々理想の物件には巡り合えず…。十数件目にしてやっとこちらの物件に巡り合えたそうです!ありがたや(*^_^*)
居間の窓の外には隣の果樹園が広がり、葉の隙間から差し込む木漏れ日を贅沢にも家の中から楽しむことができます。縁側からはご自分で手入れをされた様々な樹木や花が咲き乱れる庭園を眺めることが出来、その後方には青々とした山々が広がり…どこまでも自然を感じさせてくれるお宅でした。
近隣の方もとてもお優しく、季節の野菜をたくさん頂いたり野菜の苗を頂いて育て方まで教えてくださり、毎日ゆっくりと菜園や庭いじりなどを楽しまれています。皆様心が豊かになるのか、話し方まで柔らかいそうですよ♪こちらへ越して来られてから、都会とは違ったゆっくりとした自分の時間が取れるために、趣味の時間も増えました。地元の高年大学でパソコン部と囲碁部に入部され、週3~4回は通って腕を磨かれているようです。
買い物や病院などの生活施設が遠いと言う最初から分かっていた不便な条件はしょうがないとして、驚いたのは家の前まで鹿やヌートリアなどの動物が来る事。夕方に「これ明日収穫出来そうだな~」と思って楽しみにしていた野菜類が次の朝見てみるとおいしそうな所だけきれいに取られていたり…。正直悔しいけれど、そんな動物との戦いも又、日々の生活の知恵として一つの楽しみになっているのかも知れません。
作られている畑を見せていただいたのですが、開放感のある広い畑に様々な野菜・花・果樹を整然と植えられており、作る人の愛情すら感じられました。
ご近所の方々に教えていただいて作ったと言う動物よけのネットの中には今にも収穫時期を迎えられそうな紅く染まった苺の実が顔を見せてくれています。完熟する前に取り入れないと明日の朝には動物に取られてしまってもうないやろう、と慣れた様子。
…と、少々のリスクは夢の田舎暮らしを満喫するにあたって目をつぶれますが、一つだけ許せないことがあるそうです。
暖かくなると顔をだすムカデ!!
今でこそ少し減ってきたそうですが、隣が果樹園の為に農薬散布後には大量のムカデが家の中に逃げ込んで来るそうです…
朝目が覚めるとムカデと添い寝なんて事もしばしば。笑えない状況です(^^;)
だけどそんな状況にもご近所の方が優しい手を差し伸べてくださり、ムカデ対策の方法や良く効く駆除剤を教えてくださるばかりでなくご自宅で使用されている物を頂くこともあるみたい。なんていい人たちばかりなのでしょう(T_T)
お話を聞いていて分かったのですが、やはりこうしてご近所の皆様がよくしてくださるのもA様の人柄あってこそ。
進んで自治会に入り、近所の方との交流を深めて信頼をつちかって来られた結果なのでしょう。近隣の方とのコミュニケーションを取り、地元行事には進んで参加し自分から馴染む努力をするのは田舎暮らしをするにあたって必須条件の様です。その事を改めて教えていただきました。
レポーター かずみ